1月27日(土)はなかなか忙しい1日だった。午前中、中部日本スキー大会の会場たいらスキー場へ行き、アルペン競技(ジャイアントスラローム)を観戦。すぐその足でたいらクロスカントリー場へ向かい、クロスカントリー競技(クラシカル)を観戦。本校選手らのゴールを見届け(クロカン少年男女ともに本校生徒が優勝)、振る舞い鍋の五箇山豆腐入り豚汁を昼食代わりにいただいて、午後から今度は富山市内の県民会館へ向かった。

 この日、県民会館では「とやま探究フォーラム」なるイベント(主催:富山大学・県教委)が開催されており、本校の2年生6名が大ホールで「五箇山探究(総合)」で取り組んだ研究成果の発表を行うことになっていたのだ。県民会館に到着すると、ちょうど本校の発表が終わり会場からの質問を受けているところだった。私は前日、2年教室でのリハを一通り見ていたので発表内容は既にわかっていたが、肝心な本番の発表に間に合わず、生徒らには大変申し訳ないことをした。

 本校の発表タイトルは「空き家の活用~世界でひとつだけのカフェ~」。2年生が地域と連携して進めてきた「ブック∞カフェ すけろく」のプレオープンまでの取り組み(コンセプトづくり、カフェの名称考案、壁塗りや本棚製作など空き家の改装作業)と、今後多くの方々に来ていただくための方策について15分間のプレゼンだった。会場からは次々に質問が出され、生徒らは落ち着いて丁寧に応対していた。

 ところで、昭和世代の私としては、「カフェ」と言うより「喫茶店」のほうが馴染み深い(正確には飲食店営業許可を取っているお店がカフェ、喫茶店営業許可を取っているお店を喫茶店と呼ぶらしい)。「サテンでお茶でも」というフレーズももはや昭和レトロと化してしまった。どちらかというとコーヒーより紅茶のほうが好きな私にとって、「ハロー・グッバイ」(歌:柏原芳恵)を時たま耳にすると、昔よく通った雰囲気のいい喫茶店を懐かしく思い出すのだ。