あっという間にゴールデンウィークが終わった。全国の行楽地はコロナ以前の賑わいを取り戻し、大勢の家族連れや観光客でごった返していた。過去3年間の行動制限や外出自粛を一気に振り払うかのごとく、一斉に人々が動き出した感がある。8日からコロナは5類へと移行したが、終息した訳ではない。普段の生活において、手洗いや消毒、換気といった基本的な感染対策はしばらく続けていく必要があるだろう。

 さて、皆さんはこの大型連休、どこかへお出かけしたのでしょうか。私はと言うと、5月3・4・5日の3日間はそれなりに充実した日々を過ごすことができた。3日憲法記念日は、畑の草刈りと竹藪の整備にいそしんだ。特に竹藪のほうは、隣家の田んぼの上に曲がって伸びた竹を何本か切ってご近所迷惑を回避。ついでに、未だに次々と生えてくるタケノコを掘って、タケノコ尽くしの夕食をいただいた。

 4日みどりの日の午前中は、世界遺産・相倉合掌集落へ出かけ、本校・五箇山ガイド研究会(GGS)の生徒らが観光客相手にガイド活動する様子を見守った。新緑に包まれた相倉に続々と観光客が訪れ、生徒らも張りきって案内し、お客さんから「ありがとう」の言葉をたくさんいただいた。午後自宅に戻ると、大阪から長男夫婦が孫2人(3歳と1歳の姉弟)を連れてちょうど富山に着いたところだった。

 5日こどもの日は、午前中太閤山ランドで孫たちと思いっきり遊んで過ごした。この日は気温が30度近くまで上がり、さすがに疲れて午後家に戻りみんなで昼寝をしていたら、突然大きな揺れで目が覚めた。その瞬間、なぜか「揺れる想い 体じゅう感じて」の歌詞が脳裏をかすめた(ZARDの『揺れる想い』はもちろん地震とは何の関係も無いのだが)。充実した3日間の締めくくりがまさかの地震とは。さらに、連休明けの8日が交通機関の乱れによる臨時休校を余儀なくされるというオマケまでついた今年のゴールデンウィークだった。