お盆休み明けの17・18日は急に忙しくなった。17日(木)は、午前中南砺市役所に出かけ、郷土芸能部の全国高総文祭かごしま大会での「優良賞」受賞を市長に報告した。河口部長の「二連覇はならなかったが、練習の成果は出し切れた」という報告に、田中市長さんからは、3年連続となった入賞に対し、賞賛とねぎらいのお言葉をいただいた。

 17日の午後は、「地域みらい留学」を手がけている(一財)地域・教育魅力化プラットフォームの岩本代表理事と真殿さんという方が本校を訪れた。夕方の地域での講演会(『高校を起点とした地域創生』)の前に、是非本校の様子や合掌集落などを見たいということでの訪問だった。本校の特色をお話したあと生徒寮も見学していただいた。また相倉にもお連れし、GGS(五箇山ガイド研究会)の生徒の案内で、世界遺産・相倉合掌集落を体感していただいた。

 現在、南砺平高校に全国から生徒を募集してはどうかという話がでており、県教委と南砺市で協議中だ。生徒の受け入れ先の問題や募集枠など、全国募集に向けては解決すべき課題も多いが、実現には何と言っても地域の方々の理解や協力が不可欠である。学校としても、本校のさらなる魅力化という観点から、課題や問題点を整理しているところである。

 18日(金)は、午後、南砺市いなみ国際木彫刻キャンプ2023開会式での本校郷土芸能部の公演を見届け、夕方、五箇山荘で本校スキー部OB会総会に出席した。OB会員である北京五輪日本代表・山下陽暉選手の特別講演『越えられない壁はない』を部員らとともに拝聴し、半年後に迫った富山インターハイに思いを馳せた。何とも慌ただしい2日間だったが、私の気分としては「precious summertime」であり、「endless summertime」(山下達郎『Sync Of Summer』:キリン午後の紅茶CMソングより)なのである。