4月8日、午前中に始業式があり、令和4年度が本格的にスタートした。始業式では、前回の日記でも書いた18歳成人の話を新2・3年生にした。話の途中、「自分はもう大人だ」と思っている人は?と聞いてみたら、若干の生徒が手を挙げてくれたが、大多数の生徒は「自分はまだこどもだ」と考えていた。生徒の皆さんにあらためて言いたい。高校生はもう立派な大人ですよ。高校生ともなれば、自分はもう大人だと思って日々の生活を送ってほしい。そうすれば、きっと周りからも大人だと見てもらえるに違いない。
午後からは入学式があり、新入生27名が南砺平高校生の仲間入りをした。新入生には、失敗を恐れず、何事にも積極的に取り組むこと、そして、本校のよき伝統を継承しさらに発展させることという2つのお願いをした。本校は、五箇山という地にあってその地域性を最大限に活かした教育を実践しており、本校でしかできないことがたくさんある。新入生も、すぐに南砺平高校の素晴らしさがわかると思う。
ところで、4月8日は天候に恵まれ、春の訪れを実感できる暖かい一日だった。しかし、残念なことに本校の校庭の桜はまだつぼみのままで、桜の咲き誇る中での入学式とはいかなかった。私の住む富山市はすでに桜が見頃となり、通勤途上の庄川水記念公園周辺でも、見事に桜が花開いていた。五箇山に桜が咲くまでには、もうしばらくかかりそうだ。
桜は日本を代表する花であり、満開の桜も綺麗だが散り際も何とも言えない風情がある。昔から、歌謡曲やJPOPの題材としても数多く歌われてきた。「さくら」という言葉を聞いて、皆さんは誰の「さくら」ソングを思い浮かべるだろうか。森山直太朗、ケツメイシ、河口恭吾、コブクロ、いきものがかり、レミオロメン・・どれもいい曲だが、自分としては、松田聖子の「チェリーブラッサム」が新たな気持ちで春を迎えた今の自分にぴったりくるのだ。